記事一覧

山野楽器・吉田拓郎展

ファイル 1166-1.jpg
今日は東京・銀座に来ております。

このブログを定期的に愛読して下さっている賢明な皆様と
日本全国1億2千万人の吉田拓郎ファンの皆様であれば、
もう、お分かりですね!

そーなんです!
今、山野楽器本店(東京/銀座)では、吉田拓郎様の
ニューアルバム「午後の天気」発売記念として、
このアルバム製作に使用した拓郎様の持ち物を特別展示して
いる最中なのです!(驚・嬉々)

因みに・・・
写真で観ますと、和光(時計台)の向かって見て右側に
青い縦長の看板が観えますね?

それが山野楽器本店です。

さぁ!では入店してみましょう!
ファイル 1166-2.jpg
正面入口から入ってすぐ左側。

ありました!(嬉々)

吉田拓郎ニューアルバム発売記念特別展示コーナー!!!

初めは・・・「えっ!?これだけ?」と思いましたが・・・

ほんとに、これだけでした。(悲笑)

でも! でもですよ!!!
このギター!拓郎ファンの我々であれば、
どんなに貴重な物か? 判りますよねぇ。

そーです!
拓郎様が広島からデビューの為、東京に出て来てすぐに、
加藤和彦さんから購入した伝説の名器「ギブソンJ-45」です。

拓郎様がこれまでに作曲なさったほとんどの曲が、
このギブソンJ-45で作られております。

1975年、伝説の「つま恋」ライブもこのギターでしたね。
1976年発売のアルバム「明日に向かって走れ」も
このギターを弾く拓郎様がジャケット写真でしたね。

2年前の渋谷で開催された「吉田拓郎展」では
写真撮影禁止でしたが、今回はOK!(嬉々)

いやぁ・・・ファンとしては「涙もの」です!(感動)

それにしても・・・
こんな国宝級の楽器を警備員無しで展示している山野楽器に
ちょっと「・・・」と云いたいところですが、
これをイイことに写真撮りまくりました。(笑)
ファイル 1166-3.jpg
これは今回のアルバムに収録されている楽曲を制作する際、
拓郎様が使用した「イヤホン」だそうです。

イヤホンの耳にはめる部分・・・
きっと拓郎様の匂いがするんでしょうねぇ・・・

残念ながら、ショーケースに囲われていて
匂いは嗅げませんでした。(悲笑)
ファイル 1166-4.jpg
これは拓郎様が作曲の際、使用したカセット・レコーダー。

今でも、カセットで録音しているんですねぇ・・・
こー云うところも拓ちゃん「ステキ」です!(愛)
ファイル 1166-5.jpg
で、今回も目を皿のようにして観て来たギブソンJ-45・・・

ちょっと私的に気になったことをいくつか・・・

まず、渋谷の拓郎展の時と弦の巻き方が違いました。
前回は余った弦はニッパーで切り落としてあり、
バリになった部分を「く」の字に折り曲げてありましたが、
今回は余った弦を切らずに、そのままギターのヘッド付近で
ぐるぐる巻きにしてありました。

それからフレット・・・
40年近く酷使しているギターなのにフレットの減りが
ほとんどありませんでした。
1フレットの1弦と2弦の部分が微かに減っていただけでした。

最近、フレット交換をしたのでしょうか?

更に・・・
今度はブリッジ周辺について、
前回の渋谷展の時はノーマル・サドルでしたが、
今回の展示ではオリジナルのアジャスタブル・ブリッジに
戻されていました。

こー云う部分って頻繁に替えるものなのでしょうか?
それとも、経年劣化によるネックの「反り」を
アジャスタブル・ブリッジによって弦高調整して
いるんでしょうか?

この変更理由、ちょっと知りたいですよねぇ。

それから、ブリッジ・ピンについて・・・
渋谷展の時も既にノーマルのピンではなかったのですが、
今回は4弦のピンだけが別メーカーのものになっておりました。
ここだけブリッジの穴が大きくなってしまったのでしょうか?
この辺のエピソードもオールナイトニッポンGOLDで
話して欲しいですよねぇ・・・

最後に指板について・・・
1フレットと2フレットの部分・・・
コードで云うとEmとAmのフォームで押さえる部分の
指板が特に黒ずんで凹んでいました。

EmとAmと云えば名曲「落陽」のイントロが
このコードで始まりますが、あの唄はカポ4のはず。
(最近の拓郎様はカポ3の時もありますね)
・・・ならば、黒ずんで凹む場所は、
5フレットと6フレットになるはずなのに、
1フレットと2フレットの場所に凹みが・・・

もしかして・・・
拓郎様は自宅で「落陽」を口ずさむ時は
ノーカポで唄っているのでしょうか?

あっ、すみません。

ついつい長い話になってしまいましたね?

どーしても、拓郎様の持物を観ていると、
いろんな事を想像してしまい、
時間の経過を忘れてしまいます。

とにかく・・・
今回のニューアルバム発売記念展示。
わざわざ名器ギブソンJ-45(1967年製造)を
観に行くだけでも充分価値ある展覧会です。

このブログを定期的に愛読して下さっている賢明な皆様
ならびに、日本全国の吉田拓郎ファンの皆様・・・

銀座・山野楽器本店へ行ってみて下さい。

良かったですよ!

本日も素晴らしい「出会い」に心から感謝致します。

ありがとうございました。