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マニエール・ノワールの魅力展

2010.01.28

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昨日、広瀬川美術館での展示のチラシが届きました。私は5点出品いたします。入館料500円かかるようですが前橋文学館も近いので萩原朔太郎に思いをよせ、近くを散策されてもいいかもしれません。マニエール・ノワールとはメゾチントのことで"黒の技法"あるいは黒の美しさから"ベルベットの黒"なんて言われたりします。作業はきわめて地道で目立てといって先に銅版にささくれを無数つくってから明るくしたいところを削り出します。この目立てのベースをつくるのが大変で、今は自動目立て機がありますが・・とってもほしい!・・わたくしは手動ですのでやりすぎると腱鞘炎になります。わたくしのいっていた学校でも版画科のクラス一人だけでしたよメゾチントやってたのは・・。しかしこの静寂の中に浮かび上がる人物や物は他の技法では表現できない魅力があります。


マニエール・ノワールの魅力展 -群馬のメゾチント作家たち展-
 広瀬川美術館 2010年2月3日(水)〜28(日) 10;00~5;00 月休(入館料500円)
群馬県前橋市千代田町3-3-10  027-231-7825