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銅版の目立て

2008.06.09

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久々にメゾチントをはじめました。元々メゾチントばっかりやっていたのですが、最近はエッチングなんかも混ぜて仕事をすることが多くて、メゾチントのみは久しぶりです。まず自分が映るくらいくらいピカピカの銅板にロッカー(ペルソーともいう。ゆりかごという意味で左右に揺らして使う。)またはルーレットで、どっちにしても地道に目立てをしていきます。銅板の上に無数の細かい点々の溝をつけていき、白っぽくなったものは目立て完了。自動目立て機というのもあるのですが、わたくしまだもっていません・・ほしいです・・とっても・・。なので地道にやるしかないです。いっぺんにやろうとしてはいけません・・今回も腱鞘炎になりかかり、湿布をしてます。どうも体にくらべ手首が細いためかすぐ腱鞘炎になります。アクアチント(松やにをまいて腐食)する方法でメゾチントと同じようにはできるのですが、やはり時間が10倍、20倍かかってもベルベットのようなうつくしい黒にこだわりたいです。できあがったものは11月末からのギャラーART Gの個展に展示する予定です。

ここのところブログにでてきた結婚する知人とは・・そうです・・新井コー児くんでした!!「ぼくのストライクゾーンは針の穴くらいなんです!」と言っていた新井くんの奥様"チーちゃん"(ちなみに、わたくしもチーちゃんです)、よくぞ新井君の針の穴をすり抜けた!!すごい!!
末永くおしあわせに!!